金鈴子
autumn 生活

金鈴子

きんれいし

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「金鈴子(きんれいし)」は、三秋(秋全般)に分類される虫の季語です。「鈴虫(すずむし)」の雅称・異名、あるいは「カネタタキ」の異名として用いられます。小さな鈴を振るような、または金属的な美しい音色で涼やかに鳴く姿から「金鈴子」の名が付けられました。漢字の持つどこか雅びで宝石のような響きと、小さく愛らしい虫の鳴き声が結びつき、静けさや風流な情景を際立たせる季語として親しまれています。

この季語で詠むコツ

「鈴虫」と詠むよりも、どこか古典的で格調高い雰囲気を纏わせることができます。虫の姿そのものよりも「澄んだ金属音のような繊細な鳴き声」や「夜の深まり、静寂」に焦点を当てると効果的です。また、室内(書斎、机の周り、台所など)の身近な生活空間でかすかに響く音として捉えることで、生活感の中に潜む秋の情緒や孤独感を鮮やかに切り取ることができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 静寂や夜を表す語:夜更け、灯影(ほかげ)、雨夜(あまよ)、静寂(しじま)
  • 住まいや身の回りの物:机、厨(くりや)、書架、障子、畳
  • 音や様子を描く語:澄む、かすか、細し、チチと鳴く

金鈴子」の俳句例 (3件)

金鈴子小さきを飼ひて楽しめり
富安風生【現代語訳】とても小さな金鈴子を籠で飼い、その可愛らしい姿と音色を楽しんでいる。 【鑑賞】身の回りの小さな命に温かな眼差しを注ぎ、その繊細な音色を愛でる作者の穏やかで風雅な暮らしぶりが伝わってきます。金鈴子の小ささと愛らしさに親しみを込めた素直な一句です。
金鈴子鳴くや厨の夜の更けて
角川源義【現代語訳】夜がすっかり更けた台所で、金鈴子が澄んだ声で鳴いている。 【鑑賞】人の気配が消えた深夜の「厨(台所)」という生活の場に、チッチッと響く金鈴子の鳴き声。ひんやりとした秋の空気と静寂が、虫の声によって美しく演出されています。
金鈴子鳴くや机の上の塵
高浜虚子【現代語訳】金鈴子が鳴いている。ふと見ると、机の上にはうっすらと塵が積もっていることだ。 【鑑賞】机の上のわずかな「塵」という極めて具体的で乾いた日常の観察に、金鈴子の澄んだ美音が重なることで、部屋の静けさと孤独な時間が鮮やかに際立っています。客観写生の真骨頂といえる名句です。

みんなの「金鈴子」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「金鈴子」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語