菊吸天牛
autumn 天文

菊吸天牛

きくすいかみきり

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来 菊吸天牛(きくすいかみきり)とは、カミキリムシ科の小さな昆虫で、秋に菊の新芽や茎を噛み切り、その汁を吸う害虫として知られています。体長は1センチ前後と小さく、黒く細長い体が特徴です。丹精込めて育てた菊の茎を折ってしまうため、園芸家からは嫌われますが、その小さくも懸命に生きる姿や、菊の茎にじっと掴まる静けさが俳人の情趣を誘い、秋の季語として愛唱されるようになりました。 ### この季語で詠むコツ 菊吸天牛は非常に小さな虫ですので、観察の眼差しを「細部」に絞ることが大切です。菊の青々とした茎や、枯れかけた先端、黒く細い触角や体の動きなど、小さなドラマを捉えましょう。また、愛すべき菊を傷つける害虫という負の側面と、健気に生きる虫の営みという生命の対比を意識すると、句に深みとユーモアが生まれます。 ### 相性のいい言葉・取り合わせ ・菊の芽、菊の茎、蕾(菊の成長や部位を示す言葉) ・黒し、小さし、じつと(虫の形態や動きを表す言葉) ・庭、日差し、秋風、園丁(育てる環境や季節の背景)

菊吸天牛」の俳句例 (3件)

菊吸ふて天牛の貌むつかしき
山口青邨【現代語訳】菊の汁を吸っているカミキリムシの顔つきは、どこか難しそうで気難しく見えることだ。【鑑賞】小さな菊吸天牛の頭部や表情に着目したユーモラスで温かみのある句です。虫の顔を「むつかしき」と表現することで、愛嬌のある観察眼が光ります。
菊吸天牛菊を殺して去りにかん
西山泊雲【現代語訳】菊吸天牛は、菊を枯らしてどこかへ去ってしまったのだろうか。【鑑賞】菊を傷つける害虫としての菊吸天牛の生態を冷徹かつ写実的に観察した一句です。菊が萎れてしまった寂しさと、姿を消した虫の無情な営みが提示されています。
菊吸天牛身を細うして菊に寄る
阿波野青畝【現代語訳】菊吸天牛がその細い体をさらに細めるようにして、静かに菊の茎へ寄り添っている。【鑑賞】小さな虫が用心深く菊に忍び寄る瞬間を精密に捉えています。「身を細うして」という写実的な描写の中に、虫の真剣な生の営みが表現されています。

みんなの「菊吸天牛」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「菊吸天牛」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語