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川鵜は、河川や湖沼などに生息するペリカン目ウ科の水鳥です。全身が黒く光沢があり、水中に勢いよく潜って鮎などの魚を巧みに捕らえることで知られています。鵜飼に用いられる海鵜よりも身近な内陸の水辺で見られ、繁殖期を迎えて活動がひときわ盛んになる初夏から盛夏にかけての姿が鮮烈であることから、夏の季語とされています。
川鵜の魅力は、「動」と「静」の落差にあります。水中に鋭く潜って波紋を残す激しい動きや、水から上がった後に杭や岩の上で両翼を大きく広げ、羽を乾かす独特の仁王立ちのポーズなど、観察眼を活かした描写が効果的です。夏の強い日差しや眩しい川面の光、青葉の茂る岸辺といった豊かな背景と、川鵜の漆黒の姿を対比させることで、生き生きとした水辺の生命感を鮮やかに切り取ることができます。
・夏河(なつかわ・夏) ・青嵐(あおあらし・夏) ・炎天(えんてん・夏) ・瀬音(せおと・無季) ・水飛沫(みずしぶき・無季) ・杭(くい・無季)
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一輪に受く
欠け徳利
朝霜を
踏み拉ぎゆく
田の柔し
念願の
法隆寺と
秋桜
葱の香や
夜なべの土間の
藁の束
富士の峰
雲居に紛れ
雪ぞ降る
下五をば
思いあぐねて
夜なべかな