川どまり

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意味・由来

「川どまり」とは、夏の長雨や集中豪雨によって川が増水し、渡し舟が出せなくなったり川を渡れなくなったりして、旅人が川辺の宿場や旅籠に足止めされることを言います。かつて街道に大きな橋が少なかった時代、川止めは旅の大きな難所でした。激しい水かさの増大を待つ間の不安や退屈、思いがけず宿で過ごすことになった旅情を想起させる、味わい深い夏の季語です。

この季語で詠むコツ

足止めされた人々の心理や宿の中の情景を、外を流れる川の荒々しさと対比させて詠むのが効果的です。外の濁流の轟音や降り続く雨の気配を描きつつ、宿の中の湿っぽさ、手持ち無沙汰な時間、あるいは旅人同士の語らいなどを切り取ると、臨場感あふれる一句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・宿、旅籠(はたご)、灯火、文(ふみ) ・濁流、川音、瀬音、水煙(みずけむり) ・夕餉(ゆうげ)、酒、畳、手持ち無沙汰

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