季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。
「枯芒(かれすすき)」は、秋に白銀の穂波を揺らしていたススキが、冬になってすっかり枯れ果てた姿を指す冬の季語です。「枯尾花(かれおばな)」とも呼ばれます。穂は白くほどけて綿毛のようになり、茎や葉も茶褐色に乾ききって、冬の寒風にカサカサと音を立てて揺れる風情は、日本の冬の代表的な寂寥の景です。かつての華やかさが失われたあとの無常観や、荒涼とした風景のなかに宿る独自の美しさを感じさせます。
枯芒を詠む際は、単に「寂しい」という感情を言葉で説明するのではなく、視覚や聴覚の具体的な描写を通して冬の気配を描き出すのがコツです。例えば、冬の低い夕日に照らされて金褐色に光る様子、強い北風に激しく打ち合わされて鳴る乾いた葉擦れの音、あるいは霜をまとった朝の白さなどを捉えます。枯れ尽くしてなお立ち続ける姿に、自然の力強さや潔さを見出すと、奥行きのある句になります。
枯芒は荒涼とした自然や旅の情景と非常によく調和します。 ・場所を表す言葉:川原、野原、土手、峠、線路沿い、廃屋 ・天候や光を表す言葉:夕日、寒風、北風、薄日、霜、名残雪 ・情景を深める言葉:影、音、傾く、立ち尽くす、風の道