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「枯芭蕉(かればしょう)」とは、冬の寒さや霜枯れによって葉が茶色く変色し、無残に裂けて垂れ下がった芭蕉の姿を指す冬の季語です。芭蕉は夏には青々とした大きな葉を広げて涼やかな風情を漂わせますが、冬になると寒風にさらされ、繊維ばかりが目立つ痛々しい姿へと一変します。かの松尾芭蕉が自らの俳号に用いたことでも知られる植物であり、その破れ果てた枯れ姿には、古くから日本人の美意識である「侘び・寂び」や無常観が深く投影されてきました。
夏の豊かな青葉との対比を意識しながら、寒風の中で大きく裂けた葉が擦れ合う「音」や、骨組みばかりになった「造形」に着目するのがポイントです。単に「枯れて哀れだ」と悲哀を詠むのではなく、寒さに耐え忍びながら佇む孤高の姿や、削ぎ落とされたものだけが持つ凄み・静けさを掬い取ると、深みのある句に仕上がります。
・聴覚に訴える言葉:風の音、擦る(する)、葉擦れ、時雨 ・形状や質感を捉える言葉:裂く、垂る、筋、破れ、骨、影 ・古びた背景や空間:古寺、土塀、荒庭、夕暮れ、日差し
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あなたが最初の1句を詠んでみませんか?霧時雨
草花揺るる
石畳
日高屋の
ホストの朝や
秋愁
手のひらの
抜糸済みたる
秋の底
赤染まる
瀬戸の灯台
秋愁
水澄みて
小鴨は群れて
逆立ちぬ
下手を詠み
秋の愁いも
味とせる