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「樺太河原鶸(からふとかわらひわ)」は、スズメ目アトリ科に属するカワラヒワの亜種です。主にシベリアや樺太(サハリン)などの寒冷地で繁殖し、秋になると日本、特に北日本や日本海側へと渡ってくる「冬鳥」ですが、俳句ではその渡来の始まりを捉えて「秋」の季語とされています。通常の河原鶸よりもやや体躯が大きく、全体的に灰色を帯びたシックな色合いをしており、羽を広げた際に見える鮮やかな黄色い斑紋が美しい対比を描きます。北の国から寒風とともに運ばれてくる、寂涼とした季節の移ろいを象徴する鳥です。
「からふとかわらひわ」という10音もの長い音数を持つ言葉をどのように定型に組み込むかが最大のポイントです。基本的には、上五から中七にかけて「樺太河原鶸(からふとかわらひわ/10音)」と一気に詠み下し、下五で「風の音」「海のいろ」などと取り合わせるのがすっきりまとまります。また、渡り鳥としての「旅の果て」や、寂しげな北の自然、鋭い羽ばたきの瞬間に着目することで、この鳥ならではの野生味と詩情を引き出すことができます。
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