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「鴨来る(かもくる/かもきたる)」は、秋にシベリアなどの北国から日本へ越冬のために渡ってくる鴨たちの姿を捉えた季語です。毎年、秋が深まる頃になると、池や湖、川などに最初の群れが到着します。長く厳しい旅を終え、日本の水辺にふわりと着水する鴨たちの姿は、季節の確実な移り変わりを実感させる代表的な風物詩です。初めは数羽だったものが、日を追うごとにその数を増し、静かだった水辺をにぎやかにしていきます。
「鴨来る」を詠む際は、ただ鴨が到着したという事実を報告するだけでなく、「待ちわびていた気持ち」や「水辺の変化」に焦点を当てると良いでしょう。昨日までは誰もいなかった池に、今日初めて鴨の姿を見つけた時の小さな喜びや驚き、また、はるばる渡ってきた鳥たちに対する労いや温かい眼差しを表現することがポイントです。水面の波立ちや光の加減、周囲の静けさなど、五感を使って情景を切り取ってみましょう。
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