蟷螂

蟷螂

かまきり・とうろう

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意味・由来

「蟷螂(かまきり)」は秋を代表する三秋の季語です。両前脚を折り曲げ、獲物を待ち構えるポーズが「祈りを捧げる姿」に似ていることから、古くは「拝み虫」とも呼ばれました。また、自分の力を顧みずに強敵に立ち向かう「蟷螂の斧(おの)」という故事成語でも知られています。秋が深まるにつれてその動きは緩慢になり、体色も茶褐色へと変化していくため、力強さの中に漂う寂しげな哀愁が、秋の情趣と深く結びついています。

この季語で詠むコツ

蟷螂の最大の特徴は、あの鋭く大きな鎌(前脚)と、すべてを見透かすような三角形の顔、そして冷ややかな眼差しにあります。その静と動のコントラストに注目してみましょう。一歩も動かない張り詰めた緊張感、あるいは人間に向かって威嚇のポーズを取る小さきものの誇り高さなど、ドラマチックな一瞬を切り取ることで、生命感豊かな俳句に仕上がります。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 動作・状態を表す言葉:睨む、動かざる、鎌を研ぐ、威嚇する、すれ違う
  • 秋の背景・自然:乾いた風、秋晴れ、庭石、夕日、冷まじ
  • 人間の心情:驚き、可笑しさ、対峙、ためらい

「蟷螂」の俳句例 (4件)

蟷螂の斧ほの/\と三日の月
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
蟷螂の切籠にかゝる夕かな
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
蟷螂や西瓜の甲かゝんとす
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
かきよせて又蟷螂の草移り
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「蟷螂」の詠み

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