蟷螂
autumn 生活

蟷螂

かまきり・とうろう

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「蟷螂(かまきり)」は秋を代表する三秋の季語です。両前脚を折り曲げ、獲物を待ち構えるポーズが「祈りを捧げる姿」に似ていることから、古くは「拝み虫」とも呼ばれました。また、自分の力を顧みずに強敵に立ち向かう「蟷螂の斧(おの)」という故事成語でも知られています。秋が深まるにつれてその動きは緩慢になり、体色も茶褐色へと変化していくため、力強さの中に漂う寂しげな哀愁が、秋の情趣と深く結びついています。

この季語で詠むコツ

蟷螂の最大の特徴は、あの鋭く大きな鎌(前脚)と、すべてを見透かすような三角形の顔、そして冷ややかな眼差しにあります。その静と動のコントラストに注目してみましょう。一歩も動かない張り詰めた緊張感、あるいは人間に向かって威嚇のポーズを取る小さきものの誇り高さなど、ドラマチックな一瞬を切り取ることで、生命感豊かな俳句に仕上がります。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 動作・状態を表す言葉:睨む、動かざる、鎌を研ぐ、威嚇する、すれ違う
  • 秋の背景・自然:乾いた風、秋晴れ、庭石、枯葉、夕日、冷まじ
  • 人間の心情:驚き、可笑しさ、対峙、ためらい

蟷螂」の俳句例 (3件)

蟷螂の眼のつめたきに堪へて居る
高浜虚子【現代語訳】かまきりのその冷ややかな眼差しに、私はじっと耐えるようにして対峙している。 【鑑賞】人間と小さな虫が真正面から見つめ合っている、緊迫感にあふれた作品です。かまきりの持つ独特の威圧感と無機質で冷たい目を「堪へて居る」と表現することで、生き物としての存在感が強烈に伝わります。
蟷螂の鎌ふり立つる日和かな
夏目漱石【現代語訳】かまきりがその鎌を勢いよく振り立てている。なんと気持ちよく晴れ渡った秋の日和であることよ。 【鑑賞】秋晴れの陽気の中、小さなかまきりが精一杯に自分を主張している姿を、温かいユーモアをもって見つめています。気難しくなりがちな秋の季節に、明るさと健気な生命力を与えてくれる一句です。
蟷螂の斧の傾く月夜かな
与謝蕪村【現代語訳】かまきりが、その細い鎌(蟷螂の斧)を月の光に照らされて少し傾けてじっとしている、静かな月夜であることよ。 【鑑賞】中国の故事「蟷螂の斧」を踏まえつつ、蕪村らしい絵画的で静謐な美しさが際立つ一句です。月光の中に浮かび上がるかまきりのシルエットが幻想的に描かれています。

みんなの「蟷螂」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「蟷螂」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語