季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。
案山子(かかし・かがし)は、秋の田畑で作物を鳥獣の被害から守るために立てられる人形のことで、三秋(秋全般)の季語です。語源は獣肉などを焼いて強い臭いを放ち獲物を遠ざけた「嗅がし(かがし)」に由来し、時代を経て竹や藁、古着などを用いて人の姿を模した人形へと変化しました。黄金色に実る稲穂の中にぽつんと立つ姿は、豊かな実りと同時に、どこか秋の哀愁やユーモラスな人間味を感じさせます。
案山子は一本足で立ち尽くす姿や、着古した服をまとった姿など、人間味あふれる風情を持つため「擬人化」と非常に相性が良い季語です。単に風景として置くだけでなく、案山子が見つめている景色、夕暮れの影、吹き抜ける秋風との関わりを描くことで、寂寥感や温かみ、時にユーモアを引き出すことができます。表情や姿勢を細やかに観察して写生するのも効果的です。
・情景・時間:「夕日」「暮色」「月夜」「棚田」「黄金(こがね)波」「稲穂」 ・具象物・装い:「菅笠(すげがさ)」「古着」「一本足」「雀」「縄」 ・心情・状態:「傾く」「立ち尽くす」「淋し」「見守る」「風に吹かれ」