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「祝箸(いわいばし)」は、新年のおせち料理や雑煮をいただく際に用いる特別な箸のことで、新年の季語です。両方の先端が細く削られている「両口箸」と呼ばれる形が特徴で、一方を神様が、もう一方を人間が使い、神様と共に食事を分かち合う「神人共食」の感謝と祈りが込められています。材質には清浄で折れにくい柳の木がよく使われ、「柳箸」や「俵箸」とも呼ばれます。家族それぞれの名前を箸袋に書き入れ、松の内の間、自分で清めながら使い続ける風習があります。
祝箸は、お正月の晴れやかさや改まった心持ちを表現するのに最適な季語です。箸袋から取り出す瞬間の心地よい緊張感、家族それぞれの名前が墨色鮮やかに書かれた温もり、あるいは幼子の小さな手と大人用の箸の対比など、身近で具体的な場面を捉えると実感がこもります。また、賑やかな宴の様子だけでなく、食事が終わった後の静けさや、白木の清らかさに焦点を当てるのも風情があります。
・動作や状態:名を記す、袋より出す、白木清ら、寿ぎ、揃ふ、改まる ・道具や室礼:箸袋、水引、漆器、重箱、雑煮椀、祝い膳 ・情景や人物:元日の朝、家族、幼子、老い、初日、静寂
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