季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。
「相馬の墨塗(そうまのすみぬり)」は、福島県相馬地方で小正月などの新春に行われてきた伝統的な民俗行事です。鍋底の煤や神酒で溶いた墨を、人々が互いの顔に塗り合って、無病息災や厄除け、豊作や大漁を祈願します。顔が真っ黒になるほど厄が落ち、健康に過ごせると言い伝えられており、集落中が笑い声に包まれる素朴で活気ある新年の奇祭として親しまれています。
墨を塗られて驚く顔や、互いに逃げ回りながら笑い合う人々の生き生きとした表情を捉えるのが一番のコツです。墨の「黒」と、雪の「白」や晴れ着の鮮やかな色彩を対比させると、視覚的に鮮やかな一句になります。また、墨の匂いや冷たい風、弾ける笑い声など、視覚以外の感覚を織り交ぜることで、新春の祝祭感がよりいきいきと立ち上がります。
・情景や動作:「逃げ惑ふ」「笑ひ声」「童(わらべ)」「白き歯」「顔見合はす」 ・新春の風物:「雪明かり」「寒風」「浜風」「祝い酒」「煤(すす)の香」 ・祈りの言葉:「無病息災」「厄落とし」「健やかなり」