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百日白は、夏から初秋にかけて長く咲き続ける百日紅(さるすべり)のうち、白い花を咲かせるものを指す風雅な季語です。サルスベリは百日もの間咲き誇ることからその名がつきましたが、あでやかな紅色の花とは対照的に、純白の花穂をつけるものを「百日白」と呼び分けます。厳しい暑さの中で咲く真っ白な花は、見る人に清涼感と凛とした気品を感じさせてくれます。
百日紅の持つ情熱的で鮮やかな印象に対し、百日白は「白」の純白さや涼やかさ、静けさを主役にするのが詠むコツです。夏の強烈な青空や炎天下との対比を描くことで、花びらの縮れた繊細な白さがより鮮明に浮かび上がります。また、名刹の境内や白壁の塀、木陰など、花が置かれている環境の光と影を巧みに取り合わせることで、奥深い情感が生まれます。
・炎天(夏の季語)、青空(夏の季語)、片陰(夏の季語) ・白壁、土塀、古寺、石畳 ・風、水音、木漏れ日、静けさ