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「冷麵(ひやめん)」は、冷たく冷やして食べる麺類の総称であり、三夏(夏全般)の季語です。伝統的には冷水で締めた素麺や冷や麦などを指すこともありましたが、現代では冷やし中華や韓国風の冷麺なども含め、暑い夏に涼を求めて食べる冷たい麺料理全般として幅広く詠まれています。蒸し暑い日本の夏において、氷を浮かべた器の涼やかさや、つるりとした心地よい喉越しは、食欲が落ちがちな季節の大きな楽しみとされてきました。
冷麵を詠む際は、視覚や味覚、触覚といった五感を生き生きと表現するのがポイントです。硝子の器に浮かぶ氷の涼感、千切りの胡瓜や錦糸卵などの鮮やかな色彩、酢や辛子のきいた刺激、あるいは麺を一気に啜る喉越しなどに着目してみましょう。また、慌ただしい昼餉の日常や、強い日差しから逃れて入った店内の安堵感など、食べる場面の空気感を取り合わせることで、生活感のある生き生きとした一句になります。
・器や涼しさを表す言葉:硝子鉢、氷、水滴、白磁 ・味覚や調味料:辛子、食酢、胡麻、薬味 ・日常の情景や夏の言葉:昼餉、箸、団扇(夏)、汗(夏)、胡瓜(夏)
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