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「胡麻殻(ごまがら)」とは、秋に胡麻の実(種子)を叩き落として収穫した後に残る、枯れた茎や莢(さや)のことです。乾燥した胡麻殻は非常に軽く、風に吹かれるとカラカラと乾いた音を立てます。また、油分をわずかに含んでいるため火付きが良く、昔の農村では焚き付けや燃料として重宝されました。野原や庭先で胡麻殻を焚くときの白い煙や独特の香ばしい匂い、畑の隅に束ねて立てかけられた姿は、晩秋の寂寥感や農村の生活感を色濃く伝える風物詩です。
胡麻殻を詠む際は、視覚だけでなく「音」「匂い」「触覚(乾き具合)」など五感を働かせることがポイントです。畑に円錐状に立てかけられた姿から深まる秋の静けさを表現したり、焚き火の煙が夕暮れの空にたなびく情景を描いたりすると情緒が生まれます。実を採り終えた後の「役目を終えた枯淡の風情」や、夕暮れの寂しさと結びつけると、深みのある句になります。
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