藤豆

藤豆

ふじまめ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

藤豆(ふじまめ)は、マメ科のつる性一年草で、初秋に藤の花に似た白や淡い紅紫色の蝶形花を咲かせ、やがて平たく幅の広い湾曲した莢(さや)を結ぶ植物です。莢や熟した豆は食用とされ、古くから庶民の庭先や畑の垣根、棚などに植えられて親しまれてきました。江戸時代に隠元禅師が日本にもたらしたとも言われ、関西などではインゲンマメと呼ばれることもあります。花と実が同時期に見られることが多く、素朴で温かみのある生活感や、初秋から晩秋へと移ろう季節の風情を象徴する季語です。

この季語で詠むコツ

藤豆を詠む際は、家庭菜園や民家の軒先、竹の棚といった「身近な生活風景」と結びつけると、季語の持つ素朴な味わいが引き立ちます。また、藤に似た可憐な花と、下垂するユニークな形の莢が同時に棚からぶら下がっている様子に着目するのも効果的です。晩夏から秋への光の移ろい、夕暮れの静けさ、秋風に揺れる莢の重みやかすかな擦れ合う音など、視覚だけでなく触覚や聴覚を交えて情感を深めるとよいでしょう。

相性のいい言葉・取り合わせ

・風景・場所:垣根(かきね)、軒端(のきば)、豆棚(まめだな)、小家(こいえ)、古簾(ふるすだれ) ・状態・動き:垂る(たる)、揺るる(ゆるる)、花こぼる、実入る(みいる) ・時間・天候:秋日(あきひ)、夕影(ゆうかげ)、秋の雨(あきのあめ)、小春(こはる)

藤豆」の俳句例 (3件)

藤豆や小家に似合ふ花ざかり
小林一茶【現代語訳】藤豆が、ささやかな貧しい家に実によく似合って、満開の花を咲かせていることよ。 【鑑賞】粗末な藁葺きの小家と、そこに咲きこぼれる藤豆の花。豪華な邸宅の花ではなく、名もない庶民の暮らしに寄り添って咲く藤豆の素朴な美しさに、一茶らしい温かな共感と愛情が注がれている一句です。
藤豆や花咲きながら実をならし
正岡子規【現代語訳】藤豆は、梢に可憐な花を咲かせ続けながら、その下にはもうしっかりと実を結んでいる。 【鑑賞】植物の生態を的確に写生した明快な句です。藤豆の大きな特徴である「花と実が同時に棚を彩る姿」を素直に捉えており、秋の豊かな実りと生命の営みが持つ大らかな活力を感じさせます。
藤豆や花もみのりも古簾
各務支考【現代語訳】使い古された簾のあたりに、藤豆の花も実も一緒に垂れ下がって風情を醸している。 【鑑賞】夏を越えて古びた簾と、そこに絡みついて花と実を同時に垂らす藤豆の取り合わせが絶妙です。長年暮らしてきた家の落ち着いた佇まいと、侘びた風情の中に宿る秋の深まりが巧みに表現されています。

みんなの「藤豆」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「藤豆」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語