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燕麦(えんばく)はイネ科の越年草で、初夏に細い茎を伸ばし、涼しげに垂れ下がる穂をつけます。別名として「からすむぎ」や「オート麦」とも呼ばれます。小穂が二股に分かれてぶら下がる姿が、空を飛ぶ燕の尾羽に似ていることからこの名がついたと言われています。食用として親しまれるほか、古くから馬や牛などの飼料としても栽培されてきました。初夏の風に吹かれてさらさらと揺れる姿には、独特の素朴さと野趣があります。
燕麦は麦類の中でも軽やかで繊細な風情を持っています。黄金色に実る重厚な麦畑とは少し異なり、高原や北海道などの広々とした牧草地、のどかな牧場風景を連想させるところが魅力です。詠む際には、風の動きや光の反射、または馬や山などの雄大な自然景観と組み合わせると、初夏のみずみずしさと爽快感が引き立ちます。穂が揺れる微細な音や、どこか哀愁を感じさせる素朴な佇まいに着目するのもおすすめです。
・牧場(まきば)、柵、サイロ ・高原、青空、白雲 ・風の音、そよ風、光 ・蹄(ひづめ)、馬の背、野道