団栗

団栗

どんぐり

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意味・由来

「団栗(どんぐり)」は、クヌギ、コナラ、カシなどのブナ科の木が実らせる堅果の総称で、仲秋から晩秋にかけての季語です。お椀のような殻斗(かくと/ぼうし)をかぶった愛らしい姿は、古くから日本の里山や子どもたちの遊びの中で親しまれてきました。実が熟して梢から地面へと零れ落ちる様子や、足元にころがる姿は、山の生き物たちの命を支える豊かさとともに、深まりゆく秋の訪れと静寂を実感させます。

この季語で詠むコツ

団栗を詠む際は、視覚だけでなく「音」や「手触り」といった五感を意識することが大きなポイントです。乾いた落ち葉や岩に「コトン」「パチリ」と落ちる澄んだ音は、静かな秋の山や公園の静寂を際立たせます。また、子どもの小さな手のひらやポケット、拾い集めたときのつるりとした固さなど、具体的な感触や日常の動作を取り合わせることで、親しみやすく温かみのある情景をいきいきと描き出すことができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 音・動きを表す言葉:落つ、ころがる、弾む、響く、ポケット
  • 自然・風景の言葉:落ち葉、木漏れ日、岩、土、静寂、梢
  • 人事・日常の言葉:子どもの手、帰り道、通学路、掌(てのひら)、遠足

「団栗」の俳句例 (5件)

團栗や内を覗けど人もなし
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
團栗もかきよせらるゝ落葉哉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
椎ひろふあとに團栗哀れ也
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
團栗にうたれて牛の眠り哉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
猿啼く夜團栗落つるしきり也
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「団栗」の詠み

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