1900年 - 1988年

中村汀女

なかむら ていじょ

作風・特徴

台所・縁先・家族など日常の場を舞台に女性の視線で俳句の対象を広げた先駆者。気負いなくしかし鋭く日常の一瞬を捉える。温かさの中に凛とした女性の芯がある句風。

生涯・略歴

熊本県生まれ。ホトトギス四Tの一人。高浜虚子に師事し「風花」を創刊・主宰した。家庭生活の中の日常を女性ならではの視線で詠んだ温かみある句が多く「台所俳句」とも評された。生活と俳句を一体として捉えた姿勢は多くの女性俳人に影響を与え女流俳句の地位向上に貢献した。

代表句 (2件)

夏至の夜の灯を消してより白かりし
季語: 夏至 (summer)
汀女句集
飛び立ちて振り返らざる巣立ちかな