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「袷(あわせ)」とは、表地と裏地を縫い合わせた裏地のある着物のことです。現代の感覚では秋や冬に着るイメージがありますが、陰暦四月一日の「更衣(ころもがえ)」の風習において、冬の防寒着である綿入れから、綿を抜いた袷に着替えたことから、俳句では初夏(立夏・五月上旬頃)の季語と定められています。重い冬着を脱ぎ捨てて身軽になった喜びや、初夏のすがすがしい陽気、時には少し汗ばむような季節の訪れを象徴する言葉です。
単に着物の美しさを詠むだけでなく、袷を着たときの「軽やかさ」や「肌触り」、身のこなしに注目するのがコツです。裏地がさらりと滑る感触や、初夏の爽やかな風が裾や袂を吹き抜ける瞬間を捉えると、季語の持つ初夏らしさが際立ちます。また、衣替えの日のちょっとした気分の高揚や、日差しに映える着物の色合い、改まった席での端正な立ち姿などを描写することで、臨場感あふれる一句になります。
・風薫る(かぜかおる・初夏) ・新緑(しんりょく・初夏) ・青葉(あおば・初夏) ・姿見、鏡(無季) ・帯、袂、裾(無季) ・畳、歩み(無季)
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あなたが最初の1句を詠んでみませんか?山茶花の
一輪に受く
欠け徳利
朝霜を
踏み拉ぎゆく
田の柔し
念願の
法隆寺と
秋桜
葱の香や
夜なべの土間の
藁の束
富士の峰
雲居に紛れ
雪ぞ降る
下五をば
思いあぐねて
夜なべかな