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「青簾(あおすだれ)」とは、初夏に新しく青竹や葦(よし)などを編んで掛けられた簾のことです。古くなって色あせた簾とは異なり、刈りたての瑞々しい青さと、かすかに立ちのぼる竹の清々しい香りが特徴です。強い日差しを遮りながらも心地よい風を室内に招き入れる生活の知恵であり、涼やかさと初夏のみずみずしい季節感を象徴する季語として愛されてきました。
青簾を詠む際は、その「色」や「影」の美しさに注目するのがコツです。青簾の隙間からこぼれる日差しの斑模様や、透けて見える庭の緑などを描写すると立体感が生まれます。また、視覚だけでなく、風に揺れるかすかな音や、新竹の特有の匂いなど、五感を開いて捉えると、単なる道具の描写にとどまらない涼やかな風情が立ち上がります。室内からの視線、あるいは外から家を眺める視線のどちらを主軸にするかも工夫のしどころです。
・微風、風通し、影、木漏れ日(光や風の動きを捉える言葉) ・土間、畳、縁側、書斎(青簾が掛けられる生活空間) ・打ち水、風鈴、氷水(涼感を高める夏の風物)