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「秋簾(あきすだれ・あきす)」とは、夏の間に日差しを遮り涼を呼ぶために掛けていた簾(すだれ)が、秋になってもそのまま掛け残されているものを指す季語です。夏には涼やかで頼もしかった簾も、秋風が立ち日差しが弱まるにつれて、どこか寂しげでうつろな風情を漂わせるようになります。季節の移ろいに対する名残惜しさや、夏の終わりの物悲しさを象徴する生活・人事寄りの秋の季語です。
秋簾を詠む際は、夏の記憶との対比や、季節が進むことで変化した光や風の質感を捉えることがポイントです。真夏とは違って部屋の奥まで差し込むようになった斜めの秋の日差し、簾の隙間を吹き抜ける肌寒い風の音、少し日焼けして色褪せた簾そのものの質感などに着目すると、秋ならではの哀愁や情緒を鮮やかに表現できます。
・光・影に関する言葉(斜陽、夕日、影、木漏れ日、透く) ・風・気温に関する言葉(秋風、すきま風、冷やか、肌寒) ・動作や状態を表す言葉(掛け残す、巻き上ぐ、外す、古りゆく、静けさ)
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