秋惜む

秋惜む

あきおしむ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「秋惜む(あきおしむ)」は、深まりゆく秋が終わりを告げ、冬へと移り変わっていく季節を名残惜しく思う心情を詠んだ晩秋(陰暦九月・現在の十月下旬〜十一月頃)の季語です。「行く秋」が季節そのものの推移や情景にやや客観的な焦点を当てるのに対し、「秋惜む」は人の主観的・感傷的な哀惜の情が強く前に出ます。実りや紅葉の美しさに満ちた秋への愛着、そしてこれから訪れる寒く厳しい冬へのためらいが込められた、情趣あふれる言葉です。

この季語で詠むコツ

季語そのものに「惜しむ」という直接的な感情が含まれているため、句の中でさらに「寂し」「悲し」といった感情語を重ねると説明的になり、くどくなってしまいます。夕暮れの光の移ろい、机の上の小さな明かり、庭の枯れゆく草木、日々の何気ない生活習慣など、具体的な情景や行動を描くことで、その背後に漂う名残惜しさを自然とにじみ出させるのが上達のコツです。

相性のいい言葉・取り合わせ

・日常・行動:「散歩」「茶を点つ」「机」「読書」「灯(ひ)をともす」 ・光・時間:「夕日」「日暮れ」「影」「時計の音」「暮色」 ・静けさを表す言葉:「しじま」「かすか」「ほのか」「おのづから」

秋惜む」の俳句例 (3件)

秋惜むわが身に添ふて影ふたつ
与謝蕪村【現代語訳】暮れゆく秋を惜しむ私の身体に寄り添うように、二つの影が落ちている。 【鑑賞】傾いた秋の光が自分の影を落とし、もう一つの影(灯りによるもの、あるいは連れ立つ人や物の影)と重なり合っています。深まる秋の哀愁を、静かに寄り添う「影」の姿を通して視覚的・叙情的に見事に捉えた蕪村らしい名句です。
秋惜む日暮れの水のおのづから
松本たかし【現代語訳】過ぎ去る秋を惜しんでいると、日暮れ時の水が自然と静まり返り、澄みわたっていく。 【鑑賞】夕暮れの水辺の情景を描いた句です。水が自然と冷たさを増し、秋の終わりを感じさせるさまを「おのづから」という言葉で表現しています。作者の内面にある哀惜の念と、静かに流れる自然の姿が美しく調和しています。
秋惜む時計の音の静けさに
高浜虚子【現代語訳】去りゆく秋を惜しんでいると、部屋に響く柱時計の音がひときわ静かに感じられる。 【鑑賞】静まり返った部屋の中で、ただ時計の針が進む音だけが聞こえてくる情景です。時が確実に冬へと刻まれていく寂しさと、秋が去ることへの名残惜しさが、日常のささやかな聴覚描写を通してしみじみと伝わってきます。

みんなの「秋惜む」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「秋惜む」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語