秋の蚊
俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「秋の蚊」とは、秋になっても生き残っている蚊のことです。夏の盛りのように敏捷に飛び回り、激しい羽音を立てて人を刺す勢いはなく、動きが鈍く、羽音も弱々しいのが特徴です。傍題には「残る蚊(のこるか)」「蚊の名残(かのなごり)」「秋蚊(あきか)」などがあります。寒さが増すにつれて命を落としていく姿には、煩わしさよりもどこか哀れさや無常観が漂い、秋の深まりや寂しさを象徴する季語として親しまれています。

この季語で詠むコツ

夏の蚊との「対比」を意識し、その弱々しさや頼りなさに焦点を当てるのが基本です。刺されても夏ほど痒くなかったり、簡単に手で払えたり、あるいは叩くのがためらわれるような感情をすくい取ると詩情が生まれます。また、秋の夜の静けさや灯火、読書や書き物をする机まわりなど、静的な室内風景と組み合わせることで、秋ならではの哀愁を際立たせることができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・視覚・動作:「よろよろ」「ふらふら」「障子」「灯影」「畳」「叩く」「払ふ」 ・情景・時間:「夜寒」「机」「古書」「静寂」「夜更け」「手元」 ・心情:「あはれ」「哀し」「憎めぬ」「情け」

「秋の蚊」の俳句例 (5件)

秋の蚊や疊にそふて低く飛ぶ
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
秋の蚊の居りてけはしき寺法かな
哀れにも來て秋の蚊の殺さるゝ
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
秋の蚊の歩をゆるむれば来り刺す
秋の蚊や親にもらふた血をわけん
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「秋の蚊」の詠み

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

みんなの新着句

朝顔の

蔓ほどけたる

井戸の朝

土用かな

本の匂ひを

畳む午後

風鈴や

鳴らぬ時間を

母が拭く

向日葵や

影をほどいて

夕の土

見慣れし道

ふと見つめたり

濃紫陽花

青梅は

緑色だよ

青い空

関連する「秋」の季語

新年の季語も見てみませんか

新年の季語一覧

あわせて読みたい俳句の記事