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「赤まんま」は、タデ科の一年草である「イヌタデ」の愛称・別称で、秋の季語です。秋になると道端や畦道、空き地などに、赤紫色の小さな粒状の花を穂のようにびっしりと咲かせます。この小さな粒々を子どもたちが赤飯(まんま=ご飯)に見立てて「おままごと」の道具にして遊んだことから、親しみを込めて「赤まんま」「赤のまんま」と呼ばれるようになりました。どこにでも咲く素朴さと、幼少期の記憶を呼び覚ますような懐かしさ・哀愁をあわせ持つ季語です。
赤まんまを詠む際は、植物そのものの小ささや群れ咲く色の鮮やかさをスケッチするだけでなく、「懐かしさ」「子どもの頃の記憶」「日常のふとした寂しさ」といった心情を寄り添わせると味わい深くなります。植物としての本名である「犬蓼(いぬたで)」よりも、「赤まんま」という語が持つ柔らかさや郷愁を活かし、足元に目を落とした瞬間のささやかな発見や、何気ない生活の一コマを描くのがコツです。
・場所を表す言葉:路地、空き地、畦道、土手、石仏、寺町 ・時間や光を表す言葉:夕日、木漏れ日、秋の暮、日ざし ・動作や心情を表す言葉:ままごと、手折る、こぼれる、立ち止まる、懐かしむ
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