赤まんま

赤まんま

あかまんま

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「赤まんま」は、タデ科の一年草である「イヌタデ」の愛称・別称で、秋の季語です。秋になると道端や畦道、空き地などに、赤紫色の小さな粒状の花を穂のようにびっしりと咲かせます。この小さな粒々を子どもたちが赤飯(まんま=ご飯)に見立てて「おままごと」の道具にして遊んだことから、親しみを込めて「赤まんま」「赤のまんま」と呼ばれるようになりました。どこにでも咲く素朴さと、幼少期の記憶を呼び覚ますような懐かしさ・哀愁をあわせ持つ季語です。

この季語で詠むコツ

赤まんまを詠む際は、植物そのものの小ささや群れ咲く色の鮮やかさをスケッチするだけでなく、「懐かしさ」「子どもの頃の記憶」「日常のふとした寂しさ」といった心情を寄り添わせると味わい深くなります。植物としての本名である「犬蓼(いぬたで)」よりも、「赤まんま」という語が持つ柔らかさや郷愁を活かし、足元に目を落とした瞬間のささやかな発見や、何気ない生活の一コマを描くのがコツです。

相性のいい言葉・取り合わせ

・場所を表す言葉:路地、空き地、畦道、土手、石仏、寺町 ・時間や光を表す言葉:夕日、木漏れ日、秋の暮、日ざし ・動作や心情を表す言葉:ままごと、手折る、こぼれる、立ち止まる、懐かしむ

赤まんま」の俳句例 (3件)

淋しさにまた折りてみる赤のまま
富安風生【現代語訳】ふとした寂しさに誘われて、一度折ったばかりなのに、また赤のままを手折ってみることだ。 【鑑賞】道端にしゃがみ込み、心を満たすことのできない寂しさから、無心に赤まんまを摘み重ねてしまう心情が描かれています。「赤のまま」という語の持つ幼い郷愁と、大人の孤独感が美しく重なり合っています。
赤のまま手折ればこぼれやすきかな
高浜虚子【現代語訳】赤のままを手折ってみると、その小さな粒状の花がほろほろとこぼれ落ちやすいことだなあ。 【鑑賞】赤まんまを実際に摘んだときの、小さな花粒がはかなく指先からこぼれ落ちる触感を写生した句です。素朴な草花に対する虚子の繊細な観察眼と、どこか秋の物悲しさが漂う名作です。
寺町をぬけて行きたる赤のまま
高野素十【現代語訳】静かな寺町を通り抜けていくと、その道すがら赤のままがずっと咲き続いていた。 【鑑賞】寺町特有の落ち着いた白壁や石畳の道と、そこに点々と赤く咲く赤まんまの鮮やかな対比が鮮明に浮かびます。静寂な町並みの情景を淡々と切り取りながら、秋の気配をくっきりと描き出しています。

みんなの「赤まんま」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「赤まんま」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語