行く春

行く春

ゆくはる

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「行く春(ゆくはる)」は、過ぎ去っていく春を惜しむ気持ちを込めた晩春の季語です。暖かく生命力に満ちていた春が終わりに近づき、日差しが初夏の気配を帯びてくるころ、去りゆく季節への名残惜しさや、時の流れの早さを感じる心情が表現されます。松尾芭蕉が旅立ちの際に詠んだ「行く春や鳥啼き魚の目は泪」をはじめ、古くから多くの詩人たちに愛されてきた情緒豊かな言葉です。

この季語で詠むコツ

「行く春」そのものに強い感情(惜春の思い)が宿っているため、「寂しい」「悲しい」といった感情の言葉を重ねないのが大切なポイントです。日常のふとした風景や身の回りの小さな変化を具体的に描くことで、季語の持つ名残惜しさを引き立てましょう。たとえば、水辺の光の揺らめき、脱ぎ置いた上着、傾く夕日など、視覚や触覚に訴える物や情景を取り合わせると、深みのある一句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・水や光(「川波」「水底」「夕日」「茜空」など、流れるものや移ろいやすい情景) ・人の動作や道具(「靴紐」「旅鞄」「手紙」「歩み」「時計」など、時間や移動を感じさせる無季の言葉) ・春の名残の情景(「花の散り際」「春霞」「温もり」など、去りゆく春にまつわる言葉)

「行く春」の俳句例 (5件)

行く春や大根の花も菜の花も
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
そこを行く春の雲あり手を上げぬ
高浜虚子『五百五十句』(青空文庫)
行く春や大浪立てる山の池
ふたりづつ/\行く春の塵
行く春や布施の丸山見て過ぐる

みんなの「行く春」の詠み

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

みんなの新着句

秋寂や

夜汽車の映す

川あかり

山ひとつ

満天星紅葉で

ありにけり

温燗に

チョコのケーキの

夜寒かな

花道は

桜紅葉と

なりて降り

渓谷の

トロッコゆれる

紅葉飛ぶ

毬栗の

そなへてありぬ

賢治の碑

関連する「春」の季語

新年の季語も見てみませんか

新年の季語一覧

あわせて読みたい俳句の記事