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「行く春(ゆくはる)」は、過ぎ去っていく春を惜しむ気持ちを込めた晩春の季語です。暖かく生命力に満ちていた春が終わりに近づき、日差しが初夏の気配を帯びてくるころ、去りゆく季節への名残惜しさや、時の流れの早さを感じる心情が表現されます。松尾芭蕉が旅立ちの際に詠んだ「行く春や鳥啼き魚の目は泪」をはじめ、古くから多くの詩人たちに愛されてきた情緒豊かな言葉です。
「行く春」そのものに強い感情(惜春の思い)が宿っているため、「寂しい」「悲しい」といった感情の言葉を重ねないのが大切なポイントです。日常のふとした風景や身の回りの小さな変化を具体的に描くことで、季語の持つ名残惜しさを引き立てましょう。たとえば、水辺の光の揺らめき、脱ぎ置いた上着、傾く夕日など、視覚や触覚に訴える物や情景を取り合わせると、深みのある一句になります。
・水や光(「川波」「水底」「夕日」「茜空」など、流れるものや移ろいやすい情景) ・人の動作や道具(「靴紐」「旅鞄」「手紙」「歩み」「時計」など、時間や移動を感じさせる無季の言葉) ・春の名残の情景(「花の散り際」「春霞」「温もり」など、去りゆく春にまつわる言葉)
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あなたが最初の1句を詠んでみませんか?秋寂や
夜汽車の映す
川あかり
山ひとつ
満天星紅葉で
ありにけり
温燗に
チョコのケーキの
夜寒かな
花道は
桜紅葉と
なりて降り
渓谷の
トロッコゆれる
紅葉飛ぶ
毬栗の
そなへてありぬ
賢治の碑