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「早稲田(わせだ)」とは、普通の稲よりも早く熟す稲である「早稲(わせ)」を植えた田んぼのことを指します。秋の季語として古くから親しまれており、周囲の田がまだ青々としている初秋のころ、ひと足早く黄金色に染まり、実りの秋の訪れを告げる風景を表します。現代では東京の地名や大学名として広く知られていますが、季語としては豊かな農村の原風景や、自然の恵みを真っ先に届けてくれる田を意味しています。
「早稲田」を詠む際は、周囲のまだ青い晩稲(おくて)や中稲(なかて)との色彩の対比を意識すると、その早さが際立ちます。また、初秋の澄み渡る青空や爽やかな風、黄金の波のように揺れる稲穂、あるいは一足早い刈り取りの賑わいや喜びを描くのも効果的です。地名としての印象に引っ張られず、実際の田園の光や匂い、風の音などの五感を働かせて詠むことが、生き生きとした句作の秘訣です。
・秋風(あきかぜ) ・青空(あおぞら) ・黄金(こがね) ・雀(すずめ) ・畦道(あぜみち) ・刈る(かる)

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