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「若木(わかぎ)」は新年の季語で、年の初めに目にする幼い木や、新春の清らかな気に満ちた若い立ち木を指します。古来、正月に山へ入って柴や薪を切り出し、家に持ち帰る「若木迎え」という神聖な行事がありました。この木を新年の祝いの火を焚く薪としたり、歳神様を迎える依代としたりして、新しい年の生命力を授かろうとした風習に由来します。「若水」や「若菜」と同様に、新年の「若」には万物の更新や若返り、清純な生命を祝福する尊い意味が込められています。
単に「幼い植物」として捉えるのではなく、新年の改まった空気の中に立つ「瑞々しさ」や「未来への希望」を意識して詠むのがコツです。春の「若芽」や初夏の「若葉」とは異なり、新年の「若木」はまだ厳しい寒さの中にあります。凛と澄み渡る寒気や、初日の光を受ける細い幹、枝先の小さなふくらみなど、静かな中に秘められた力強い生命感を捉えると、新春らしい格調の高さが生まれます。
・新年の光や天候を表す言葉(初日、青空、新春、朝風、日矢) ・佇まいや色合いを表す言葉(凛と、細し、青み、幹、梢) ・場所や暮らしを表す言葉(庭、門、垣根、山道、鎮守)