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「鳥羽火祭(とばひまつり)」は、愛知県西尾市の鳥羽神明社で古くから受け継がれてきた新春の天下の奇祭です。高さおよそ五メートル、重さ二トンにも及ぶ巨大な松明である「すずみ」に火が放たれると、夜空を焦がす猛火となります。寒風が吹きすさぶ中、海で身を清めた白装束の男たちが燃え盛る炎の中へ果敢に飛び込み、中心にある神木と十二本の縄を取り出して神前に供えます。その燃え方や取り出された神木の状態によって、その年の天候や農作物の豊凶を占う、千二百年以上の歴史を誇る勇壮な神事です。
夜空を染める火柱や舞い散る火の粉、竹が爆ぜる轟音など、炎の圧倒的な迫力を五感を使って描写することが大切です。また、漆黒の闇や身を切るような冬の寒気と、燃え盛る炎の熱量や男たちの熱気との対比を意識すると、祭りの神聖さと荒々しさが際立ちます。単に祭りの様子を報告するのではなく、神事にかける人々の気迫や祈りの深さに焦点を当てると、味わい深い一句になります。
・神木(しんぼく)、大松明(おおたいまつ)、すずみ、火柱、熾火(おきび) ・白装束、禊(みそぎ)、男衆、鬨の声(ときのこえ) ・寒夜、星空、潮風、黒煙
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