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「富札(とみふだ)」とは、江戸時代に寺社の修繕や造営の資金集めとして行われた「富突(とみくじ)」の札のことです。現代の宝くじにあたるもので、箱に入った木札を錐で突いて当選を決めたことからその名がつきました。新年の運試しとして初詣の境内などで買い求められ、一攫千金を夢見る庶民の正月行事として親しまれたことから、新年の季語となっています。現代でも新春の宝くじや福引きの札などを重ねて詠まれることがあります。
一年の始まりに寄せる期待や、ほんの少しの欲心をユーモアを交えて表現するのがコツです。当選を待つ間の胸の高鳴り、懐に大切に仕舞う手の感触、あるいは外れてしまった時の苦笑いなど、人間味あふれる心情を描くと共感を呼びやすくなります。物としての「札の薄さ」や「紙の匂い」と、抱く「夢の大きさ」の対比を意識するのも効果的です。
・仕舞う、握りしめる、胸、懐(身体や仕草に関する言葉) ・番号、朱文字、紙の手触り(札そのものの描写) ・初詣、境内、鐘の音、初風(正月の寺社の情景) ・運試し、夢、儚し(心情を表す言葉)