種芋

種芋

たねいも

別の表記・呼び名:種薯(たねいも)

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意味・由来

「種芋(たねいも)」とは、春に植え付けるための里芋やじゃがいもなどの芋のことです。冬を越した芋から小さな芽が萌え出ている様子には、これから始まる豊かな実りへの期待と、静かな生命力が宿っています。畑の土を耕し、切り分けた芋の切り口に灰をまぶして畝に並べていく作業は、農家の春の訪れを告げる大切な風物詩であり、生活に根ざした温かみのある春の季語です。

この季語で詠むコツ

種芋そのものの素朴な質感や、芽吹きを捉えるのが基本です。泥のついた皮の凹凸、ぷっくりと膨らんだ芽の力強さ、包丁を入れたときの手応えや、灰をまぶした切り口の白さなど、五感を使った描写を意識しましょう。また、春のあたたかな陽光や土の匂い、農作業に勤しむ人の手の動きを取り合わせることで、地に足のついた暮らしの息づかいを生き生きと表現できます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・鍬(くわ) ・畝(うね) ・草木灰(そうもくばい) ・春泥(しゅんでい) ・長閑(のどか) ・土の香(つちのか)

「種芋」の俳句例 (1件)

種芋や花の盛を賣りありく
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)

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