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猩猩草(しょうじょうそう)は、トウダイグサ科の一年草で、中南米原産の植物です。夏になると茎の先端にある葉(苞葉)の基部が、まるで絵の具を塗ったかのような鮮やかな朱赤色に染まります。この赤く染まった姿が、中国の伝説に登場する酒好きで赤ら顔の架空の獣「猩猩(しょうじょう)」を連想させることから名付けられました。中央に集まる小さな花そのものよりも、緑と赤の鮮烈な対比を見せる葉の様子が印象的で、夏の強い日差しの中で強い存在感を放ちます。
全体が緑色の葉の中で、先端だけが炎のように色づく独特の色彩を捉えるのが作句の鍵となります。真夏の強烈な陽光や濃い影とのコントラストを意識すると、視覚的に鮮やかな一句になります。また、「猩猩」という言葉の持つ少し妖しく不思議な響きを活かし、庭の片隅に佇む様子や、異国の雰囲気を漂わせる野性味のある情景を切り取るのも効果的です。
・色彩や光を表す言葉:木漏れ日、朱(あけ)、濃緑、日射し、影 ・庭や路地の風景:庭隅、石垣、土塀、小径、鉢植え ・夏の情景や動作(無季語中心):照りつける、風渡る、雨滴、夕風