艸心忌

艸心忌

そうしんき

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意味・由来

「艸心忌(そうしんき)」は、小説家であり俳人でもあった滝井孝作(たきいこうさく、一八九四~一九八四年)の命日である六月二十日を指す仲夏の季語です。孝作は志賀直哉に師事し、芥川賞の選考委員を長く務めるとともに、私小説の佳作を遺しました。また、若い頃より俳句をよくし、河東碧梧桐に学んだ自由律俳句から出発して、のちに定型俳句でも滋味あふれる作品を残しました。別号に「艸心庵」と名乗ったことから、その忌日を「艸心忌」と呼びます。

この季語で詠むコツ

滝井孝作の文学や人柄は、淡々とした日々の生活への深い愛着と、飾らない素朴な温かさに満ちています。そのため、大げさな表現を避け、身の回りの日常的な情景や、初夏から仲夏へと移ろう季節の穏やかな光景と響き合わせると、味わい深い句になります。孝作の句集『折柴句集』や小説の世界観を偲び、文房具や書棚、静かな庭などを題材に選ぶのも良い手法です。

相性のいい言葉・取り合わせ

・机、萬年筆、書架、原稿用紙、古本(作家の日常や文業を想起させる無季の言葉) ・緑陰、夏木立、青葉、梅雨晴、白雨(六月の穏やかな空気感や季節の移ろいを伝える夏の言葉) ・麦湯、素麺、団扇(素朴で温かみのある生活感を表現できる夏の言葉)

みんなの「艸心忌」の詠み

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