生姜市

生姜市

しょうがいち

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「生姜市(しょうがいち)」は、秋(仲秋)の季語です。毎年九月中旬、東京・芝の芝大神宮(芝神明)で行われる「だらだら祭り」の期間中に、神社の境内や門前で葉付きの新生姜を売る露店が並ぶ市を指します。江戸時代、この周辺が生姜畑であったことや、生姜を食べると風邪を引かず無病息災で過ごせるという信仰から始まりました。瑞々しい葉生姜の鮮やかな緑と辛やかな芳香が、初秋の澄んだ空気に満ちる江戸・東京の伝統的な年中行事です。

この季語で詠むコツ

生姜市を詠む際は、祭りの賑わいだけでなく「匂い(清冽な辛み)」や「色(青々とした葉と白い根)」といった五感を意識するのがポイントです。また、だらだら祭りの時期は秋の長雨の季節とも重なるため、しっとりとした雨情や、夕暮れの灯影、秋風の涼やかさを取り合わせることで、下町の季節感や情緒を鮮やかに表現することができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 場所・風物: 芝神明、門前、露店、千木筥(ちぎばこ)、夕暮れ
  • 感覚・状態: 瑞々し(みずみずし)、辛み、青き葉、夕風、雨模様
  • 動作: 買い求む、提げて帰る、束ねたる

生姜市」の俳句例 (3件)

生姜市の雨に灯ともる芝の町
久保田万太郎【現代語訳】生姜市が開かれている芝の町に秋の雨が降り始め、ぽつりぽつりと露店や街の灯がともっていく。 【鑑賞】芝神明の生姜市に降る秋雨のしっとりとした風情を捉えた一句。雨で煙る夕暮れの町に灯る明かりが、生姜市の賑わいと下町ならではの哀愁をあたたかく描き出しています。
生姜市夕茜して暮れにけり
詠み人知らず【現代語訳】生姜市で賑わう境内が、美しい夕焼けの茜色に染まりながら暮れていった。 【鑑賞】青々とした葉生姜が並ぶ市の情景に、初秋の鮮やかな夕茜が美しく対比されています。秋晴れの爽やかさと、一日が暮れていく切なさが色彩豊かに表現された名句です。
生姜市去年の小判のありやなし
岸風三楼【現代語訳】生姜市にやってきたが、去年買った縁起物の小判(千木筥の小判)は家にまだあっただろうか。 【鑑賞】芝神明の生姜市では生姜とともに縁起物の千木筥や小判が授与されます。昨年の市を思い返しながら、めぐる年月の早さと毎年の年中行事のありがたみを軽妙に詠み込んでいます。

みんなの「生姜市」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「生姜市」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語