菖蒲

菖蒲

しょうぶ

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意味・由来

菖蒲(しょうぶ)は、池や川などの水辺に群生するサトイモ科の多年草です。葉の形が剣に似ており、全体に爽やかな強い芳香を持つのが特徴です。古くから邪気を払う薬草とされ、陰暦五月五日の端午の節句に軒下に挿して厄除けにしたり、束ねて湯に入れたりする「菖蒲湯」の風習で親しまれてきました。また、その音が「尚武(武勇を重んじること)」や「勝負」に通じることから、武家社会でも大変重宝されました。なお、園芸種として紫などの美しい花を咲かせる「花菖蒲(はなしょうぶ)」はアヤメ科の植物であり、季語としては区別されます。

この季語で詠むコツ

菖蒲を詠む際は、視覚的な姿だけでなく、独特の爽やかな香りや五感に訴える情景を描き出すのがコツです。軒先に葺かれた青々とした葉の様子や、湯船に浮かべたときの温もりと立ち上る香りなど、日々の暮らしの伝統行事と結びつけると情感豊かな句になります。また、水辺に茂る生き生きとした生命力や、清々しい夏の風情に焦点を当てるのも効果的です。

相性のいい言葉・取り合わせ

・湯殿(ゆどの)、湯気、湯舟 ・軒(のき)、軒端(のきば) ・水辺、川風、青空 ・香、匂ひ(におい)

「菖蒲」の俳句例 (1件)

花ひとつ折れて流るゝ菖蒲かな
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「菖蒲」の詠み

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