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「歯朶(しだ)」は、シダ植物のウラジロを指し、新年の季語として親しまれています。葉の裏側が白いことから「裏白(うらじろ)」とも呼ばれ、心にやましいところのない潔白さの象徴とされてきました。また、左右に葉が整然と並び、古い葉が落ちずに新しい葉が次々と伸びていく様子から、子孫繁栄や長寿、家運隆盛を祈る縁起物として、古くから鏡餅の飾りや注連飾り(しめかざり)に用いられています。
単なる植物としてのシダではなく、お正月を寿ぐ改まった空気感を込めて詠むのがポイントです。床の間に飾られた鏡餅の白と歯朶の青々とした緑の対比や、葉の裏の白さに着目すると、清々しい情景が鮮やかに立ち上がります。また、飾り付けをする大晦日の名残や、元日の凛とした静けさ、家族の健康を祈る温かなまなざしなど、新春ならではの情景や心情と結びつけると深みが出ます。
・鏡餅、三方(さんぽう)、床の間(伝統的なお正月の飾り付けの情景を際立たせる言葉) ・裏白(うらじろ)、青み、白き(葉の裏表の色彩美や清潔感を表す言葉) ・改まる、晴れ晴れ、祈る(新年の清らかな心境や厳かな雰囲気を伝える言葉)
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