豇豆飯

豇豆飯

ささげめし

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「豇豆飯(ささげめし)」とは、ササゲの豆を混ぜて炊き込んだご飯のことです。秋の収穫期に作られる季節の家庭料理であり、小豆(あずき)を入れた赤飯によく似ています。小豆は煮ると皮が破れやすく「切腹」を連想させるため、特に江戸の武家社会では皮が破れにくいササゲが重宝され、祝儀の赤飯として定着しました。秋の季語として詠まれる場合、新穀と新豆の収穫を祝う素朴な喜びや、どこか懐かしい家庭の温もりを感じさせる風情があります。

この季語で詠むコツ

炊きたてのほのかな赤紫色、立ち上る香ばしい湯気、口に含んだときの豆のほっくりとした食感など、五感(視覚・嗅覚・味覚)を具体的に捉えるのがポイントです。また、晴れの日のお祝いという側面だけでなく、庶民のつつましい夕餉(ゆうげ)の温もりや、郷愁、家族の絆を表現する素材としても非常に効果的です。

相性のいい言葉・取り合わせ

・視覚や香りを表す言葉(湯気、桜色、炊き立つ、ふくよか、渋み) ・食卓や暮らしの情景(夕餉、茶碗、塗り箸、古妻、母の手、香の物) ・秋の季節感(夕日、秋風、新米、豊作、夜長)

豇豆飯」の俳句例 (3件)

豇豆飯炊くや古妻が手まめなる
尾崎紅葉【現代語訳】ささげ飯を炊いてくれているが、長年連れ添った妻がかいがいしく器用に立ち働いていることよ。 【鑑賞】長年苦楽を共にしてきた妻が、手慣れた様子でささげ飯を炊く姿に、深い愛情と信頼を寄せている句です。家庭の落ち着いた秋の団欒と、夫婦の情愛が温かく伝わってきます。
豇豆飯箸をとる手に夕日さす
大野林火【現代語訳】炊きたてのささげ飯を食べようと箸を持ったその手に、秋の夕日が美しく差し込んでいる。 【鑑賞】秋の日の暮れ方の光景を、鮮やかに切り取った一句です。ほんのり色づいたささげ飯と、箸を持つ手に差す夕日の赤さが響き合い、静かな夕暮れの食卓の情感を際立たせています。
豇豆飯貧しき家に匂ひけり
正岡子規【現代語訳】ささげ飯の炊き上がる香ばしい匂いが、つましい庶民の家から漂ってきたことだ。 【鑑賞】決して贅沢ではない庶民の暮らしの中に漂う、炊きたてのささげ飯の豊かな香り。つつましくも温かい生活の営みへの優しいまなざしが感じられる、子規らしい写生の一句です。

みんなの「豇豆飯」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「豇豆飯」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語