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季語辞典
尾崎紅葉
俳
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尾崎紅葉
おざきこうよう
作風・特徴
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代表句 (5件)
鎌あげや一日遊びて夜の雨
季語: 鎌あげ (autumn)
『【現代語訳】鎌上げの休日を迎え、今日一日は農作業も忘れて思い切り遊んだ。夜になると、静かに雨が降り始めてきたことだ。【鑑賞】「鎌上げ」は労働からの解放を意味する休日でもあります。一日中解放感を満喫したあと、夜になって降り出した雨は、次の休息へと誘う心地よい子守唄のようです。静かな夜の雨音が、楽しかった一日の余韻をより深く引き立てています。』
栗咲くや我が世の隅に畑一つ
季語: 栗咲く (summer)
『【現代語訳】栗の花が白々と咲いている。私のつつましい人生の片隅に、小さな畑が一つだけあることよ。\n【鑑賞】世間の喧騒から離れた自らの静かな暮らしを「我が世の隅」と表現し、そこに咲く栗の花とささやかな畑に深い充足感と愛着を見出している、味わい深い一句です。』
豇豆飯炊くや古妻が手まめなる
季語: 豇豆飯 (autumn)
『【現代語訳】ささげ飯を炊いてくれているが、長年連れ添った妻がかいがいしく器用に立ち働いていることよ。 【鑑賞】長年苦楽を共にしてきた妻が、手慣れた様子でささげ飯を炊く姿に、深い愛情と信頼を寄せている句です。家庭の落ち着いた秋の団欒と、夫婦の情愛が温かく伝わってきます。』
淋しさにまた潜きけり秋の鵜は
季語: 秋の鵜 (autumn)
『【現代語訳】孤独や寂しさに耐えかねるかのように、秋の鵜がまた水の中へと潜っていったことだ。 【鑑賞】夏の鵜飼の賑やかさとは対照的な、秋の静まり返った水辺の情景です。孤独を紛らわすかのように何度も深く潜る鵜の姿に、作者自身の心に去来する秋の哀愁を重ね合わせています。』
小田刈つて日暮るる水の音ばかり
季語: 小田刈 (autumn)
『【現代語訳】狭い田の稲を刈り終えて日が暮れていくと、ただ田のわきを流れる水の音だけが響いている。\n【鑑賞】稲刈りの作業が終わり、夕闇に包まれた山里の静寂を聴覚によって際立たせた名句です。昼間の労働の気配が消え去り、澄んだ水のせせらぎだけが秋の冷気とともに身に染みてきます。』
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