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「豇豆引く(ささげひく)」とは、秋に実ったササゲ(マメ科の一年草)の蔓を根元から引き抜き、収穫したり畑の後片付けをしたりする農作業を指す季語です。ササゲは細長い鞘が特徴で、古くから赤飯などに使われて親しまれてきました。秋が深まり、実を十分に付けた蔓を力強く引き抜く作業は、農村の秋の訪れと冬支度の始まりを告げる風物詩となっています。
「引く」という動詞が含まれているため、身体の動きや力感、蔓が引きちぎれる音、土の匂いなど五感を刺激する描写が効果的です。また、繁茂していた蔓を片付けたことで急に畑が広く感じられたり、遠くの景色が見えるようになったりする「空間の広がりや寂寥感」に目を向けると、秋の実りと移ろいを深く表現できます。
・身体や動作に関する言葉(腰、手、埃、汗、力など) ・畑や道具の描写(背戸、畦、籠、土、青空など) ・秋の深まりを感じさせる景(秋風、夕日、曼珠沙華、日暮れなど)
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