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「さんさ踊」は、主に岩手県盛岡市で毎年8月上旬に開催される東北を代表する夏祭り・盆踊りの一つで、俳句では初秋の季語として扱われます。その起源は、かつて盛岡城下に現れた鬼を三ツ石神社(みついしじんじゃ)の神様が退治した際、喜んだ人々が「さんさ、さんさ」と掛け声を上げながら踊り回ったのが始まりとされています。何千人もの踊り手が太鼓を抱えて一斉に叩きながら踊る「大太鼓パレード」が有名で、力強くも華麗な躍動感にあふれる群舞が特徴です。
「さんさ踊」の最大の魅力は、街中に響き渡る無数の太鼓の轟音、掛け声(サッコラチョイワヤッセ)、そして鮮やかな浴衣や花笠の色彩美です。視覚・聴覚に訴えかける情景を、躍動感のある動詞や具体的な音の描写とともに詠むのがポイントです。また、激しい祭りの熱気と、踊りの合間にふと漂うみちのくの夜風の涼しさなど、対比を描き出すと情緒深い一句になります。
・太鼓、大太鼓、撥(ばち)、花笠、浴衣、掛け声 ・群れ、響き、轟く、跳ねる、揃ふ ・城下町、夜風、ともしび、黄昏、月
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