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連翹(れんぎょう)はモクセイ科の落葉低木で、仲春を代表する植物の季語です。早春、まだ葉が出る前の細長い枝いっぱいに、鮮やかな黄色い四弁の花をびっしりと咲かせます。中国原産で、古くは薬用植物として渡来しました。漢方で用いられる果実の生薬名「連翹」がそのまま植物名となっています。生垣や公園など身近な場所によく植えられており、冬枯れの景色を一変させる鮮烈な黄色は、本格的な春の訪れを告げる象徴として古くから親しまれています。
連翹の最大の特徴は、弓なりに伸びてしだれる枝と、目の覚めるような力強い黄色です。「黄色」という色彩そのものを言葉にするだけでなく、光の反射や青空との対比、しなやかに風に揺れる枝の動きを捉えると瑞々しい句になります。また、町並みの生垣や坂道、古い石垣などの生活空間に咲く姿を描くことで、日常の中に宿る春の息吹をいきいきと表現できます。
・生垣(いけがき)、石垣、白壁、小路 ・青空、日差し、光、春風 ・しなふ、こぼるる、あふる、ゆらぐ
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風に籠れる
鹿のこゑ
青沼に
若き日の我
もみじ狩り
吾も世も
秋を抱ける
明日かな
風の背を
追うて紅葉の
散り頻る
前線が
流るる列島
紅葉染め
街路樹の
露弾き飛ぶ
紅葉狩り