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「旋覆花(おぐるま)」は、キク科の多年草で、晩夏から秋にかけて日当たりのよい湿地や田の畦などに鮮やかな黄色い花を咲かせます。細長い花びらが車輪の輻(や=スポーク)のように放射状に並ぶ姿から「小車(オグルマ)」と名づけられ、漢名の「旋覆花(せんぷくか)」の字を当てて「おぐるま」と読ませます。野趣あふれる素朴な黄色い花姿は、深まりゆく秋の寂寥感や、野の澄んだ光を象徴する季語として愛されてきました。
湿り気のある野道や小川のふち、田んぼの畦道などにひっそりと群れて咲く姿に注目するのがポイントです。華やかな園芸種の菊とは異なり、野の花ならではの可憐さや、水辺の涼しさ・秋風の気配を捉えると情緒が深まります。漢字表記の「旋覆花」を用いると引き締まった古典的な落ち着きが出ます。
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