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「猫の妻(ねこのつま)」とは、春の発情期を迎えた雌猫のことを指す季語です。春になると猫たちが恋の相手を求めて激しく鳴き交わす「猫の恋」という大きな季語がありますが、その中でも求愛を受ける側の雌猫に焦点を当てた、情趣豊かな呼び名です。雄猫たちが鳴き声を上げて必死にアピールするのに対し、どこか冷ややかにつれなく振る舞ったり、あるいは妖艶に相手を誘ったりする雌猫の独特な生態や存在感が、この言葉に凝縮されています。
熱心に迫る雄猫の騒がしさとは対照的に、受け身でありながらも雄を翻弄する雌猫の「気まぐれさ」や「艶っぽさ」を描き出すのがコツです。塀の上で静かに毛づくろいをしている姿や、闇の中でじっと光る瞳、音もなく去っていく足取りなど、視覚的・聴覚的な対比を意識すると、物語性のある魅力的な一句になります。擬人化しすぎず、猫本来のしなやかな野性味を残して詠むと品格が生まれます。
・春の月、朧月、春の宵(春の柔らかい夜の情景) ・塀、屋根、瓦、土塀(猫の通り道となる場所) ・瞳、足音、爪、毛づくろい(猫の仕草や細部を表す言葉) ・白き、昏き、しなやか、冷ややかに(猫の様子や質感を際立たせる描写)
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あなたが最初の1句を詠んでみませんか?秋宵の
月にたなびく
白きすじ
達磨さん
転んで深き
秋の暮
影あわき
後の月見に
たたずめり
禅僧や
素足のままの
秋深し
秋深し
葉裏に白き
光閃く
秋深し
すする緑茶の
湯気白く