旧冬

旧冬

きゅうとう

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意味・由来

「旧冬(きゅうとう)」とは、過ぎ去ったばかりの前の冬、つまり「去年の冬」を指す新年の季語です。「去冬(きょとう)」とも呼ばれます。暦の上で新しい年を迎えた新春の視点から、つい先日まで身を置いていた冬の日々を振り返るという、時間的な奥行きを持っています。年が改まった晴れやかさの陰に、去りゆく季節への名残惜しさや、厳しい寒さを無事に越えてきたという安堵感が込められた、味わい深い言葉です。

この季語で詠むコツ

単に過去の出来事を記録するのではなく、「新しい年の光の中に立ちながら、ふと過ぎた冬の記憶がよみがえる」という心の揺らぎを捉えるのがコツです。例えば、机の引き出しを整理していて見つけた旧冬の手紙、溶け残る雪の跡、あるいは前の冬から持ち越した思いなどを詠み込みます。現在(新春)の清々しい空気感や静けさと、過去(旧冬)の寒さや温もりを対比させることで、句に豊かな物語性が生まれます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・日常の動作や生活用具:日記、手紙、文箱、片付け、古着、繕いもの ・情景や天候:遠山、日差、微風 ・心情や感覚:なほ(なお)、おもひで(思い出)、名残、遠き、安らぎ

みんなの「旧冬」の詠み

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