季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。
「蜘蛛の囲(くものい)」とは、蜘蛛が獲物を捕らえるために張る巣のことです。季語の世界では、「蜘蛛」単体やその巣を張る行為、張られた網そのものは、蜘蛛の活動が最も盛んで生命力にあふれる「夏」の季語とされています。古くは「蜘蛛の網(くものあみ)」とも呼ばれましたが、糸が幾重にも張り巡らされて囲いを作る様子から「蜘蛛の囲」という美しい響きの言葉で親しまれてきました。朝露を受けて銀色に輝く幾何学的な美しさや、夏の強い日差しに透ける儚さ、あるいは獲物をじっと待つ生々しい営みなど、様々な表情を持っています。
蜘蛛そのものの姿を詠むだけでなく、周囲の光や天候、あるいは人工物との対比を意識すると奥行きが生まれます。例えば、夏の激しい夕立の後にしずくを宿して光る様子、古びた軒先や庭木の緑に掛けられた線の繊細さ、風に揺れる頼りなさと獲物を捕らえる強靱さの二面性などに目を向けてみましょう。単に「不気味」「怖い」という感情にとどまらず、自然界が作り出す精緻な造形や、夏という季節の持つ生命の厳しさに焦点を当てて描写することが成功の鍵です。
・光、雨滴、夕立 ・古民家、軒先、庭石、生垣 ・風、ゆれる、光る、たゆたう、破れる ・薄暮、真昼、日差し
この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。
あなたが最初の1句を詠んでみませんか?古りし街
澱みの澪に
秋時雨
首伸ばし
春日の牡鹿
天に鳴く
鹿の声
みそら近づけ
笹の路
霜畳
微かに跳ねる
冬の鳥
叫ぶごと
鹿の声して
杜の暮る
楓の葉
染まりて山の
色を編み