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「木幡祭(こはたまつり)」は、福島県二本松市の木幡山にある隠津島(おきつしま)神社で、毎年12月第1日曜日(かつては旧暦10月11日)に行われる「木幡の幡祭り」を指します。国の重要無形民俗文化財にも指定されており、五色に彩られた巨大な「大幡」を掲げた白装束の男たちが、ほら貝の音とともに険しい山道を登る勇壮な祭りです。平安時代、前九年の役において源頼義・義家親子が、攻め寄せる安倍貞任の軍に対し、木幡山に立てこもり、山中の杉の木に白幡を無数に掲げて大軍に見せかけ、奇跡的に勝利を収めたという故事に由来します。晩秋から冬への移行期を象徴する、歴史と信仰の息吹が感じられる秋(晩秋)の季語です。
五色の大幡がはためく色彩の鮮やかさや、白装束の男たちの活気、山間に響き渡るほら貝の音など、「動」と「静」の対比を意識して詠むのがコツです。冷え込んでいく秋の空気の「冷たさ」と、祭りの熱気や人々の「熱さ」を同時に表現することで、季語の持つスケールの大きさを生かすことができます。また、木幡山の厳しい自然環境、例えば杉木立や冷たい風などを取り合わせると、祭りの歴史的な重厚感が際立ちます。
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