金魚ねぶた
autumn 動物

金魚ねぶた

きんぎょねぶた

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

金魚ねぶた」は、青森県の「ねぶた祭(弘前ねぷたまつり等)」の際に飾られる、金魚の形をした愛らしい紙張りの灯籠です。津軽藩で門外不出として大切に育てられた高級魚「津軽錦(つがるにしき)」をモデルに作られたと伝えられています。丸みを帯びた愛嬌のある姿に、鮮やかな赤や黒の彩色が施され、中には蝋燭や電球の灯がともります。ねぶた祭が開催される旧暦7月(新暦8月上旬)は暦の上で秋にあたるため、秋(初秋)の季語として扱われます。

この季語で詠むコツ

巨大で勇壮な大型ねぶたとは対照的に、金魚ねぶたは子どもが手に提げたり軒先に吊るされたりする「生活に根ざした親しみやすさ」と「素朴な可憐さ」が特徴です。灯がともった瞬間の温かな光、夜風に揺れる丸い尾びれの風情、祭りの熱気と祭りのあとの静けさなど、陰影やノスタルジーを意識して描写すると味わい深い句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・色彩・光:「朱(あか)」「灯(ひ)」「宵闇」「夕明かり」 ・情景・動き:「軒先」「揺るる」「提げて」「津軽」「風」 ・心情・人物:「幼な子」「童心」「名残」「旅情」

金魚ねぶた」の俳句例 (3件)

金魚ねぶた幼きものに灯がともる
佐藤鬼房【現代語訳】金魚ねぶたの小さな灯籠に明かりが灯り、幼い子どもたちの手元や顔をやさしく照らしている。 【鑑賞】金魚ねぶたを提げて歩く子どもたちの姿を温かい眼差しで捉えた句です。「幼きもの」という表現が、子どもの純真さと小さな張り子の金魚の愛らしさの双方に重なり合っています。
金魚ねぶた尾をひるがへし闇に入る
鷹羽狩行【現代語訳】金魚ねぶたが夜風にふわりと尾をひるがえすように揺れ、そのまま宵の深い闇へと吸い込まれていく。 【鑑賞】張り子の金魚があたかも夜の闇という水の中を優雅に泳いでいくかのような、幻想的な動感を捉えた名句です。祭りの宵の神秘的な空気が巧みに表現されています。
金魚ねぶた灯りて津軽暮れにけり
成瀬櫻桃子【現代語訳】金魚ねぶたにぽっと灯がともり、津軽の短い夏から秋へと向かう日が暮れていったことだ。 【鑑賞】軒先や街角の金魚ねぶたに灯がともる情景から、みちのくの宵闇の訪れを情緒豊かに描いた一句です。津軽の雄大な夕暮れと、灯籠の素朴な明かりの対比が郷愁を誘います。

みんなの「金魚ねぶた」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「金魚ねぶた」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語