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「川をこぜ(かわおこぜ)」は、カジカ科の淡水魚である「カジカ(鰍)」の別名で、秋の季語です。海の魚である「オコゼ」に似て、頭が大きく、ごつごつとした武骨な容姿をしており、背びれなどに鋭い棘(とげ)を持つことからこの名があります。山間の清流の、石の下などにひっそりと生息しています。そのユニークで愛嬌のある姿と、澄み切った美しい秋の渓流という環境とのコントラストが、俳人たちに古くから愛されてきました。
「川をこぜ」を詠む際は、その「擬態(石と同化してじっとしている様子)」や「ごつごつとした手触り」、「棘を立てて怒るユーモラスな仕草」といった視覚・触覚的な特徴を捉えるのがコツです。彼らが潜む「冷たい川の石」や「秋の澄んだ水」を背景に描くことで、自然の静寂さと、そこに息づく小さな生命のたくましさや愛らしさを引き立てることができます。
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