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「桂男(かつらおとこ)」は、月に住むとされる伝説上の美男子、あるいは月そのものを指す仲秋の季語です。中国の伝説にある、月の中の巨大な桂の木を切り続ける男「呉剛(ごごう)」の伝承が日本に伝わり、いつしか容姿端麗な「桂男」として知られるようになりました。しかし、ただ美しいだけでなく、その姿をじっと見つめていると寿命が縮まる、あるいはその美しさに魅入られて命を落としてしまうという、恐ろしくも妖艶な怪異としての側面も持っています。
単に美しい月を詠むのではなく、月の光が持つ神秘性や、どこか恐ろしく怪しげな魅力を表現するのがコツです。現代の日常風景の中にふと現れる「桂男」の影を意識したり、静まり返った秋の夜の張り詰めた空気感を捉えたりすると、独特の緊張感を持った世界観が生まれます。
・影、まなざし、誘う、幻、招くなどの「神秘的・怪異的な動詞や名詞」 ・冷ややか、夜寒(よさむ)、夜気、静寂などの「秋の夜の冷たさや静けさを表す言葉」 ・窓、鏡、障子、水面など「月光が映り込む媒介となるもの」
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