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「枯木星(かれきぼし)」とは、葉を落とし尽くした冬の木立ちの枝越しに、きらきらと輝いて見える星のことです。古くからある伝統的な季語というよりは、近代俳句のなかで研ぎ澄まされた詩情から生まれた美しい季語です。冬の夜の澄み切った大気の冷たさと、天に向かって伸びる黒々とした枯木の枝、そしてその隙間に鋭く瞬く星の光が見事なコントラストを描き出します。
この季語を詠む際は、視覚の対比を意識すると効果的です。地上にある「黒くごつごつとした枯木の枝」と、天空にある「白く鋭い星の光」という二つの対比が、冬特有の張り詰めた空気感を際立たせます。「星が美しい」と直接言うのではなく、葉を落とした梢のシルエットや、夜の深さ、風の冷たさなどを具体的に描写することで、星の輝きと寒さを読者に鮮やかに想像させることができます。
・視覚的な言葉:梢、シルエット、細枝、漆黒、天頂 ・触覚・感覚の言葉:凍つ、冴ゆる、刺すような、静まり返る ・静けさを表す言葉:無音、夜更け、息白し、足音